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 トピックスNo.90

見野古墳群と保存会への評価が高まる

2019年2月21日、見野古墳群の4基の古墳が、兵庫県指定文化財に登録されました。
今回指定されたのは2つの石室を備えた双室墳である6号墳。全国で26例しかない稀有なもので、地元では夫婦塚と呼ばれています。また明日香の石舞台古墳を連想させる、巨石を使用した横穴式石室として古くから姫路の石舞台として知られた10号墳、最も古墳の形状が分かりやすい4号墳。発掘調査で石室内部が特徴的であった3号墳。15年間にわたる見野古墳群保存会(会長 竹中隆一)の取り組みによって、2006年に姫路市指定、そして今回の兵庫県指定となりました。また、見野古墳群保存会も長年の活動が認められ、この度、姫路市より「芸術文化奨励賞」の受賞が決定しました。いずれも皆さんの協力がなければ成し遂げなかったことです。今後ともよろしくお願いいたします。

また合わせて見野の郷100年プロジェクトも大きく前進しました。
古墳の山に千本の山桜を植栽して、未来の人達に素晴らしい景観を残そうとする見野100年プロジェクトですが、今回、見野古墳群の背後地の竹林の竹を全て伐採しました。その数は1万坪100万本になります。今から考えると気の遠くなるような凄まじい数量です。これまでに9割の竹林を伐採しましたが、残りの千坪1万本の竹林について、今回初めて中はりま森林組合に委託し、後処理は企業ボランティアにお願いしました。まだまだ伐採した竹の処理は数千本残っていますが地元自治会で片づけたいと思います。伐採に15年かかりましたが、今年300本の桜の苗木を植え、後300本は来年以降に植栽します。

 
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